日時: 2024年10月9日、10月16日、10月23日(水曜日)20:30-22:00
オンライン開催
(後日、録画視聴可能、約1ヶ月間の期限付き)
本講座は基本的にすでに協会員になられた方を対象としていますが、
協会員になることを検討されている方、
アントロポゾフィーに真摯な関心をお持ちの方にもご参加いただけます。
参加費: 1回2500円(3回7500円)
講座の性質上、全3回でのご参加をお願いします。
第1回「世界の前でアントロポゾフィーを代表すること」(10月9日)
第2回「瞑想的生活を営むこと」(10月16日)
第3回「大学会員同士の連帯」(10月23日)
お申込み
https://forms.gle/JRWrBjoYxfAPkXJf6
以下、講師の入間カイさんからのメッセージです。
コロナ禍、気候変動、ガザでの大量虐殺などに代表されるような世界を取り巻く霊的危機の中 で、日本でアントロポゾフィーの「協会」をつくろうとすることは、私たち一人ひとりの意志で 現実の社会に変革を引き起こそうと決意することにほかなりません。そのために中心となるの は、私たち一人ひとりの「精神科学自由大学」への関わりであると言えます。
シュタイナーが呼 びかけた自由大学とは何なのでしょうか。私たちはどのような理解をもってそこに向かえばよい のでしょうか。シュタイナーが示した「自由大学への入会を志願する際の3つの条件」(世界を前 にアントロポゾフィーを代表すること、瞑想的生活を営むこと、大学会員同士の連帯を築くこ と)を取り上げ、そこに込められた意味を考えたいと思います。
この講座の後に、現在中断してい るコリスコ・グループにおける第一学級の大学時間を再開します(11月1日より2週ごと)。
この試みによって、私たちの力を結集し、日本における協会設立へつなげたいと思います。真摯な 関心を持つ皆様のご参加をお待ちしています。
第1回「世界の前でアントロポゾフィーを代表すること」
(10月9日、20:30-22:00)
シュタイナーは1923年のクリスマス会議で協会を新たに設立した後、その「協会の魂」が精神科 学自由大学であり、この大学への入会については基本的に協会員として2年を経過した後、自分が 「世界を前にアントロポゾフィーを代表する」用意ができたときに志願してほしいと語りまし た。この「アントロポゾフィーを代表する」とは「知識」や「人格」に関わることなのでしょう か? 現代の日本社会を生きる一人ひとりの状況に照らして、この「代表」の意味を考えます。
第2回「瞑想的生活を営むこと」
(10月16日、20:30-22:00)
自由大学への入会を志願する人に求められる第2の条件は「瞑想的生活」を営むことでした。この 「瞑想的」とはどういうことでしょうか? 日常を夢見るように過ごしたり、毎日瞑想を行うこ となのでしょうか? 私はこのことを「世界を前にアントロポゾフィーを代表すること」と関連 させて、「霊界を前にアントロポゾフィーを代表すること」と理解しています。私たちは目に見え ない死者たち、自然霊たち、そして人間に寄り添う霊的存在たちに対して、どのような責任を担っ ているのでしょうか? 自由大学の会員であることは、現在の地球上でアントロポゾフィーと出 会うにいたった私たち一人ひとりの課題とどのようにつながるのかを考えます。
第3回「大学会員同士の連帯」
(10月23日、20:30-22:00)
シュタイナーが自由大学の会員に求めた第3の条件は、自由大学に集う他の会員たちとの連帯でし た。そこには現在、地上を生きる他の大学会員たちに加えて、すでにこの世を去った人々も含ま れます。また、自由大学を「時代霊ミカエルの学校」と捉えたとき、同じ時代精神のもとを生き る数多くの魂たちとの連帯も含まれるでしょう。この霊的共同体とはどのようなものなのか? 私たちが地上に設立するアントロポゾフィー協会とそれはどのように異なるのか? 共同体と社 会の関係を霊的に考察しつつ、現在の日本の精神生活にとって必要な次の一歩を見つめたいと思 います。