1. 本会の名称と定義

本会は、最初のシュタイナー学校の校医であり教師であったオイゲン・コリスコ医師の姿勢と努力を受け継ぐという意味で、「コリスコ・グループ」と称する。また、本会は個々の会員の自由意志によって成立し、スイス・ドルナッハにある普遍アントロポゾフィー協会との対等な協力関係のもとに、同協会の支部として活動する。

2. 目的

本会の目的は、医学と教育の連携を通して、個人と社会の健康と治癒に寄与することである。

3. 所在地

本会の活動の所在地は、次の住所におく。
東京都大田区西蒲田7-12-6-101 ほりクリニック気付
ただし、本会の活動は、専門領域におけるグループとして特定の地域に限定されるものではない。

4. 入会および会員資格

本会の会員になるためには、普遍アントロポゾフィー協会が設立された1923年のクリスマス会議の会則に基づき、まずは同協会の協会員であること、または同協会への入会が必要である。その際、経歴、職業、民族、性別、あるいは思想や宗教、芸術的傾向の如何が問われることはないが、次の2点が本会(コリスコ・グループ)への入会の条件となる。

  • 本会は2018年6月3日に8名の個人によって結成されたが、本会に入会しようとする人は、それらの人々の中に生きていた認識と衝動を理解し、共に歩もうとする。その認識と衝動は次のように言い表される。「世界にすでに存在し、日本にも数十年前に紹介されたアントロポゾフィーという思想は、個人の自律を支え、日本文化と精神性を新しく捉え直し、私たちが生きるこの社会を健康へ導く可能性を備えている。私たちは、人間生活の根幹にかかわる医学と教育の対話を通して、世界に開かれたアントロポゾフィー運動のさらなる進化のために力を尽くしていきたい。」
  • 本会は、スイス・ドルナッハのゲーテアヌムにある普遍アントロポゾフィー協会の支部であるため、本会に入会しようとする人は、ルドルフ・シュタイナーがクリスマス会議で示したアントロポゾフィー協会および精神科学自由大学のような組織のあり方を否定する立場であってはならない。

5. 普遍アントロポゾフィー協会(ゲーテアヌム)への入会

本会を通して、普遍アントロポゾフィー協会の会員になることができる。

6. 会員個人の独立の尊重

本会に入会することは、上記クリスマス会議の会則に明記されているように、アントロポゾフィーそのものを含む何らかの思想的立場に与することを意味しない。会員の精神の自由、相互の関係における平等は最大限に尊重され、相互の認め合いの中で友愛の精神を働かせるものとする。

7. 活動

本会は上記の目的の達成に向けて、主に次の3つの柱を立てて活動を展開する。

  • 医学と教育の連携・関連、およびアントロポゾフィーにかかわる研究
  • 会報を始め、会員相互の情報および意識の共有
  • 精神科学自由大学とのつながりにおける活動

また、日本に正式な包括的な協会が存在するまでは、他のグループや個人と力を合わせてそのような協会(邦域協会)の設立に向けて尽力する。

8. 役員

本会では以下の役員をおく。

  • 代表1名: 対外的に本会を代表し、会員の意志をまとめ、また伝達する。
  • 会計1名: 会費の徴収、ゲーテアヌムへの支払い、その他の収支を記録し、全会員に報告する。
  • 事務局1名: 本会への問い合わせ及び入会申し込みの窓口となる。

9. 会計年度及び総会

本会の会計年度は1月1日から12月31日までとし、新しい会計年度の初めに総会を行う。以下の事柄は総会の決議を必要とする。

  • 役員の任期の更新、または新しい役員の選出
  • 年次テーマおよび年間の主な活動
  • 予算と決算
  • 年会費の検討と決定
  • 会則の変更

10. 会費

本会の会員は、原則として①ゲーテアヌムへの年会費と②コリスコ・グループへの年会費を合わせて支払う。その際、下記の事情を考慮する。

  1. ゲーテアヌムとの取り決めに基づき、同会はゲーテアヌムへの年会費として会員1名につき当該会員の財政状況に応じて年会費として最低50スイスフラン(約6000円)〜基準額300スイスフラン(約35000円)を徴収する。
  2. ①とは別に、コリスコ・グループへの年会費として1会員から6000円を徴収し、これを本会の事務、会報発行、会場費などの経費に当てる。
  3. 原則として、コリスコ・グループの会員は上記①と②の合算額を年会費としてコリスコ・グループに支払うものとし、便宜上年会費12,000円という基準額を設定する。
  4. すでにゲーテアヌムの個人会員として、または国内の別のグループを通して、ゲーテアヌムへの年会費を支払っている人は、コリスコ・グループへの会費として年間6000円を支払う。
  5. 国内の他のグループに所属する人が、コリスコ・グループへの入会を希望する場合は、グループ相互の信頼と透明性において移籍もしくは二重の所属の可能性を探り、二重所属となった場合はコリスコ・グループへは年会費6000円を支払う。
  6. 上記は現在、ゲーテアヌムに提案している条件であり、毎年総会において新たに検討される。

上記は現在、ゲーテアヌムに提案している条件であり、毎年総会において新たに検討される。

11. 本会のモットーおよび会員相互の信頼形成

本会は、ルドルフ・シュタイナーとイタ・ヴェークマンが1924年3月11日付で、医師たちへの最初のニュースレターの中に掲載した「教育と治療の言葉」を共通の精神的基盤(モットー)とし、一人ひとりの会員はそれに基づいて相互の信頼関係を形成し、各自の役割を考え、それを相互に相談しつつ遂行することで、グループとしての成長と日本と世界のアントロポゾフィー運動への寄与を目指すものとする。

12. 会則の施行

この会則は、2018年11月29日より設立メンバー9名(安達晴己、石川公子、入間カイ、小林啓子、高橋史、藤原葉子、堀雅明、八尋美千代、山本百合子)の合意により暫定的に施行された後、2019年1月14日の第一回コリスコ・グループ総会において正式な会則として採択された。

コリスコ・グループ会則のダウンロード(PDF 190KB)