アントロポゾフィー協会には、その中心をなす「精神科学自由大学」があります。

シュタイナー自身が定めた会則(1923年)によれば、「アントロポゾフィー協会の目的は、精神的分野における研究の育成であり、精神科学自由大学の目的はこの研究そのものである」とされています。

アントロポゾフィー協会に入会するには、ほとんど条件は課されませんが、精神科学自由大学に入るにあたっては、協会員として2年を経過した後、自分にその意志があるかどうか、自分自身に誠実に問いかけて欲しいとシュタイナーは言っています。

アントロポゾフィー協会と同様、精神科学自由大学にもいくつかの誤解がつきまとっています。大学会員の方が「上級」であったり、より多くの秘密を知っていたりするかのような誤解です。

シュタイナー自身は、自由大学に入会する意志をもつ協会員のことを「活動への意欲をもった会員たち」と呼んでいました。つまり、アントロポゾフィーを学び、自分のために情報を得るために協会に入会した人が、こんどは他の人々のために情報を提供したり、アントロポゾフィーの育成を支える側に回ろうという気持ちが出てきたときに、自由大学への入会を考えて欲しいというのです。

コリスコ・グループ を通しても精神科学自由大学への入会は可能ですが、それは決して秘密のサークルに入ったり、高級な人間になることではなく、アントロポゾフィーがよりよい形で世界の役に立つように協力し合う立場になることである、ということを確認しておきたいと思います。